大学の理念
大学の基本理念

University Identityについて
本学は、大正12年(1923年)、全国で初の公立の女子専門学校として設立。昭和25年(1950年)、第二次世界大戦後の学制改革により、4年制の大学に昇格して福岡女子大学となりました。平成18年には法人化され、設置者が「公立大学法人福岡女子大学」となり、平成19年度より大学改革を推進。平成23年4月新たに国際文理学部が開設され、国際化、多様化する社会で幅広く活躍できる女性リーダーの育成に取り組んでいます。 そのような中、開学以来、変わらず受け継がれてきた大学の基本理念、教育の理念を再整理し、学内外に広く伝えていきたいという想いのもと、ユニバーシティ?アイデンティティを作成、2014年1月1日より新たなシンボルマークを公表しました。
Mind Identity
- [ 大学の基本理念 ]
- 次代の女性リーダーを育成
- [ 教育の理念 ]
- 時代や社会の変化に柔軟に対応できる豊かな知識と確かな判断力、しなやかな適応力を持ち、アジアや世界の視点にたって、国内はもとより、海外の国や地域において、より良い社会づくりに貢献することのできる人材を育成する。
- [ 大学のビジョン ]
- 女性が高い志と柔軟な発想を持ち、リーダーシップを発揮し、地域社会や世界を舞台に活躍できる社会を目指す。
- [ 大学のミッション ]
- 女性が国際的な感性を持ち、主体的に活躍することを支援する。
- 地域社会の人々の幸福を求め、地域社会の学術?文化?生活の振興に中心的役割を果たす。
- 1923年、全国で初めて公立の女子高等教育機関として開設
- 大正時代、大正デモクラシーと呼ばれた民主的改革運動の高まりの中で、女性の地位の向上と、教育の機会均等を図るべしという声が、有識者の間に広まり、女子教育向上改革運動が積極的に進められ、1923年全国で初めての公立の女子高等教育機関として開設される。1913年、東北帝国大学に日本初の女子学生3名が誕生し、当時の文部省が学長に送った質問状に「前例無之事ニテ頗(すこぶ)ル重大ナル事件」とあり、全国的にも議論を巻き起こしたそのわずか10年後、福岡という地で、女性のみの高等教育機関が誕生したことは、特筆すべきことであった。
- 「女性の力」が大きく貢献して創設
- 福岡婦人会の有識婦人たちが女子専門学校設立の必要性を感じて世論を喚起し、当局を説いて、設立資金の一部を自らの労働によって集め、県に寄付するなどして、設立を果たす。
- 目指すのは「次代の女性リーダー育成」
- 初代校長の小林校長が第一期生に贈った式辞中、「校舎の貧しさに心ゆるがすことなく、内面的教養の充実に専心し、理想高くリファインされた淑女として、社会の先覚者としての自覚を以って勉学されたい」との文言があり、設立当時から、次代の女性リーダーの育成を目指した教育を展開してきた。
Behavior Identity
福岡女子大学教職員の行動指針
- 1法令等の遵守
- 2学生支援の充実
- 3社会との連携
- 4国際化の推進
- 5組織体としての協働
(5+1)S運動
本学ステークホルダー(学生、社会、企業等)からの「信頼(1S)の獲得に向け、教職員は、常日頃から「責任?専門性?先見性?スピード?サービス(5S)」を意識して行動します
Visual Identity
本学は、1923年全国初の公立女子高等教育機関として誕生しました。その輝かしい実績を示す明星、知徳を表す稜鏡、婦人の徳を白いなでしこの花であしらった女専時代の校章に込められた想いを生かし、その伝統を継承し未来へ発展させる誓いとして、新たなシンボルマークを作成しました。
University Identity
UIの構成
福岡女子大学教育憲章
- 第1条(教育の理念)
- 福岡女子大学は、時代や社会の変化に柔軟に対応できる豊かな知識と確かな判断力、しなやかな適応力を持ち、アジアや世界の視点にたって、国内はもとより、海外の国や地域において、より良い社会づくりに貢献することのできる人材を育成する。
- 第2条(教育文化)
- 福岡女子大学は、学生一人ひとりが全人的能力を高め、広く国内外で活躍し、信頼される人間となるよう、柔軟に対応できる教育体制の下、豊かな教育文化を創造する。
- 第3条(教育方法)
- 福岡女子大学は、学生の個人的及び社会的目標が達成されるよう、一人ひとりの潜在能力を最大限に発揮させるための工夫を不断に行う。
- 第4条(国際交流)
- 福岡女子大学は、国際社会を視野にいれた女子高等教育に資する人的交流と文化交流を促進し、国際社会において本学固有の存在感を発揮し、自らの文化を創造して世界に発信する。
- 第5条(教育による社会貢献)
- 福岡女子大学は、本学の社会的使命を果たすため、高い倫理観と専門的能力を兼備した女性人材を育成し、その人材が活躍できる場を開拓する。
- 第6条(教育体制)
- 福岡女子大学は、全学一体となって、上記の教育文化、教育方法、国際交流、社会貢献を実現するため、柔軟かつ有機的に効果的な教育体制を整える。
- 第7条(教育評価)
- 福岡女子大学の学生及び職員は、自己の使命を自覚し、その責任を果たすために、この教育憲章に定めるところの教育理念が実現されていることを常に点検?評価し、すべての構成員が自由に学問を愉みながら、豊かな教育文化を創造するための改善に努める。
(平成26年4月1日制定)