教授
大久保 順子
オオクボ ジュンコ
略歴
東北大学文学部文学科国文学専攻 卒業
東北大学大学院文学研究科博士前期課程(国文学専攻)修了
東北大学大学院文学研究科博士後期課程(国文学専攻)所定単位取得退学
1993年4月 八戸工業高等専門学校一般教科専任講師
1998年4月 福岡女子大学文学部 国文学科専任講師 (1998年4月~大学院文学研究科国文学専攻)
2001年4月 福岡女子大学文学部 国文学科 助教授
2007年4月 福岡女子大学文学部 国文学科 准教授
2011年4月 福岡女子大学国際文理学部 国際教養学科 准教授(兼任)
(2015年4月~大学院人文社会科学研究科言語文化専攻)
2017年4月 福岡女子大学国際文理学部 国際教養学科 教授(現在に至る)
取得学位
文学修士
研究テーマ
日本文学(古典文学、主に近世文学) 浮世草子、仮名草子、近世説話等の作品を中心とした研究
研究概要
日本文学、特に日本近世期(江戸時代)の説話?仮名草子?浮世草子?実録等の文献調査と個別の作品研究。井原西鶴を中心とする浮世草子作品考、『板倉政要』等の近世期の裁判説話群の研究、仮名草子諸作品の翻刻及び書誌解題の作成と本文調査、考察等の研究を進めている。
二十一世紀に現存する文化的遺産である江戸時代の原資料の調査を進める一方、その時代の主に散文作品の本文テキスト化と体系的?表現論的分析を行い、それらの作品の後代ひいては現代日本文化への影響と意義をも考察する。近世以降の作品受容の問題と関連して、近年は国語教育史の視点を加え、西鶴等の近世作品の国語科教材テキスト化の動向の調査も併せて行っている。複数の作品の相互関係性や文学様式の史的展開の意義等の追究、個別の作品研究への総合的な視座の補完が今後の課題である。
学会発表
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大久保 順子(2021)
『本朝女鑑』の位置 ―俗説と評判と考証の間―
日本文芸研究会 第72回研究発表大会 (NBA赌注app_澳门金沙官网-【投注*网址】3年6月12日、オンライン 事務局?東北大学)、同発表要旨
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大久保順子(2018)
小城鍋島文庫蔵『贍草』について
小城鍋島文庫研究会 第7回研究発表会 (平成30年4月29日、於 佐賀大学)
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大久保順子(2014)
柳河藩の紀行関連資料―『鑑通公御記行』その他について―
第27回九州近世研究会(於 九州大学、2014年12月20日)
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大久保順子(2014)
「古典」としての西鶴と本文注釈―解釈と教材の観点から―
第39回西鶴研究会(於 青山学院大学、東京、2014年8月28日)
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大久保順子(2012)
西鶴作品にみる「批判」とその解釈―「談理的」作品の論点―
日本文芸研究会 第64回研究発表大会(平成24年6月17日 於 東北大学)、『文芸研究』第174集(日本文芸研究会)発表要旨(平成24年9月)
-
大久保順子(2007)
『板倉政要』正続説話の位置
日本近世文学会 平成19年春季研究発表大会(平成19年6月10日 於 青山学院大学)学会発表 同要旨
関連専門分野
日本文学
日本古典文学
日本近世文学
国語教育
伝承文学
日本文化
所属学会
日本近世文学会
日本文芸研究会(九州地区委員)
日本文学協会(運営委員 近世?国語教育)
西鶴研究会
全国大学国語国文学会
全国大学国語教育学会
説話文学会
和漢比較文学会
外部資金の獲得状況
科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究代表者)「国語教科書の日本近世作品教材の研究―解釈受容と教育の展開の分析」(2016-2019年度)
科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究分担者)「小城鍋島文庫蔵典籍の解題目録と蔵書印データベースの作成」(2018-2023年度)
科学研究費補助金 基盤研究(C)(研究分担者)「地域の文化財群としての小城鍋島藩蔵書の研究―その全貌の解明と具体例の分析」(2015-2017年度)
担当講義科目
学部
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
卒業研究演習 |
通年 |
2024年度 |
|
卒業論文 |
通年 |
2024年度 |
|
日本文学史 |
1Q |
2024年度 |
|
国語科教育法Ⅱ |
1Q |
2024年度 |
|
国際教養演習Ⅰ |
1Q |
2024年度 |
|
日本文学(日本文学入門) |
2Q |
2024年度 |
|
国語科教育法Ⅲ |
2Q |
2024年度 |
|
国際教養演習Ⅱ |
2Q |
2024年度 |
|
日本古典文学と文化(江戸時代の文化と文学) |
2Q |
2024年度 |
|
日本古典文学講義Ⅱ |
3Q |
2024年度 |
|
国語科教育法Ⅰ |
3Q |
2024年度 |
|
国際教養演習Ⅲ |
3Q |
2024年度 |
|
国語科教育法Ⅳ |
4Q |
2024年度 |
|
国際教養演習Ⅳ |
4Q |
2024年度 |
|
古典文学実践研究 |
4Q |
2024年度 |
|
大学院
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
古典文学特別研究Ⅲ |
前期 |
2024年度 |
|
比較文学研究Ⅱ |
前期 |
2024年度 |
|
言語文化特殊研究ⅡA |
前期 |
2024年度 |
|
原典講読Ⅰ |
後期 |
2024年度 |
|
言語文化特殊研究ⅢA |
後期 |
2024年度 |
|
総合演習Ⅰ(言語文化総合演習) |
通年 |
2024年度 |
|
総合演習Ⅱ(言語文化総合演習) |
通年 |
2024年度 |
|
学部
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
卒業研究演習 |
通年 |
2023年度 |
|
卒業論文 |
通年 |
2023年度 |
|
日本文学史 |
1Q |
2023年度 |
|
日本言語文化文献講読B(かな) |
1Q |
2023年度 |
|
国語科教育法Ⅱ |
1Q |
2023年度 |
|
日本言語文化演習ⅠB |
1Q |
2023年度 |
|
日本文学(日本文学入門) |
2Q |
2023年度 |
|
国語科教育法Ⅲ |
2Q |
2023年度 |
|
日本言語文化演習ⅡB |
2Q |
2023年度 |
|
日本古典文学と文化(江戸時代の文化と文学) |
2Q |
2023年度 |
|
近世日本文学講義 |
3Q |
2023年度 |
|
国語科教育法Ⅰ |
3Q |
2023年度 |
|
日本言語文化演習ⅢA |
3Q |
2023年度 |
|
文理統合科目Ⅰ(オムニバス) |
3Q |
2023年度 |
|
国語科教育法Ⅳ |
4Q |
2023年度 |
|
日本言語文化演習ⅣA |
4Q |
2023年度 |
|
古典文学実践研究 |
4Q |
2023年度 |
|
大学院
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
古典文学特別研究Ⅲ |
前期 |
2023年度 |
|
比較文学研究Ⅱ |
前期 |
2023年度 |
|
言語文化特殊研究ⅡA |
前期 |
2023年度 |
|
原典講読Ⅰ |
後期 |
2023年度 |
|
言語文化特殊研究ⅢB |
後期 |
2023年度 |
|
総合演習Ⅰ(言語文化総合演習) |
通年 |
2023年度 |
|
総合演習Ⅱ(言語文化総合演習) |
通年 |
2023年度 |
|
学部
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
卒業研究演習 |
通年 |
2022年度 |
|
卒業論文 |
通年 |
2022年度 |
|
日本文学史 |
1Q |
2022年度 |
|
日本言語文化文献講読B(かな) |
1Q |
2022年度 |
|
国語科教育法Ⅱ |
1Q |
2022年度 |
|
日本言語文化演習ⅠB |
1Q |
2022年度 |
|
ファーストイヤー?ゼミⅠ |
1Q |
2022年度 |
|
日本文学(日本文学入門) |
2Q |
2022年度 |
|
国語科教育法Ⅲ |
2Q |
2022年度 |
|
日本言語文化演習ⅡB |
2Q |
2022年度 |
|
ファーストイヤー?ゼミⅡ |
2Q |
2022年度 |
|
近世日本文学講義 |
3Q |
2022年度 |
|
国語科教育法Ⅰ |
3Q |
2022年度 |
|
日本言語文化演習ⅢA |
3Q |
2022年度 |
|
文理統合科目Ⅰ(オムニバス) |
3Q |
2022年度 |
|
江戸時代の文化と文学 |
4Q |
2022年度 |
|
国語科教育法Ⅳ |
4Q |
2022年度 |
|
日本言語文化演習ⅣA |
4Q |
2022年度 |
|
大学院
担当科目 |
開講期 |
開講年度 |
内容 |
古典文学特殊研究Ⅲ |
前期 |
2022年度 |
|
比較文学研究Ⅱ |
前期 |
2022年度 |
|
言語文化特殊研究ⅡA |
後期 |
2022年度 |
|
原典講読Ⅰ |
後期 |
2022年度 |
|
言語文化特殊研究ⅢB |
後期 |
2022年度 |
|
総合演習Ⅰ |
通年 |
2022年度 |
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総合演習Ⅱ |
通年 |
2022年度 |
|
活用可能な分野(社会への貢献等)
地域に関する古書籍の文献資料調査、地域の説話や伝承に関する調査
本学所蔵の貴重古典籍に関する調査情報の一般公開
国語科教育、教材作品の解釈や資料の教育的活用に関する原典研究者からの提案
など
研究者としてのニーズ
地域に残る古典籍や文献資料、歴史的な国語教科書と関連文献、地域の説話や伝承、などに関する情報
キーワード
近世, 江戸時代, 文学, 小説, 西鶴, 説話, 国語, 教科書, 歴史
高校等への出前講義テーマ
?「旅」と「地名」から日本の文学を読む
日本の文学作品を、その場所の伝統的な「地名」と「旅」から読み解く方法を考える。不思議な地名や空間の意味、旅する人の視点、作品を「体験すること」とは何なのか、などを考えながら、身の周りの地域から歴史と文学へのイマジネーションを広げ深める。
?江戸時代の「怪談」に学ぶ
現代と共通する人間の「怖さ」の認識のしかた、「はなし」が生まれてそれが膨らんでいく要因、語り口とことば、その影響関係などについて、江戸時代の怪談話の例とその文化の背景をもとに考えていく。