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開催報告

地域共創論 ゲストスピーカーシリーズ Vol.1開催しました!

「地域共創論」(1.2年生対象 湯田ミノリ先生担当)のゲストスピーカーシリーズ、今年度第1回目が開催されました。
ゲストスピーカーに穴井喜織さん(熊本県小国町チーム背戸屋)をお迎えし熊本県小国町の杖立温泉の地域振興にUターンして励んでいるからこそ見えてくる地域の問題や、小国町や杖立温泉の魅力を発信することにいかに取り組んでいるか等のお話をしていただきました。






小国町に生まれた穴井さんは、一度熊本県を出てグラフィックデザイナーとしてお仕事をされていました。しかし、会社を辞めて地元に戻ると若年層は進学や就職などで県外に出て行き、高齢層は地元に長年暮らしているままの少子高齢化が進んだ小国町の姿があったそうです。その小国町に対して実際に住んでいた時とは違う、一回県外に出たからこその危機感を抱いたとおっしゃっていました。




そこから、自然も温泉も交流人口もあり、ネット環境があるから仕事もできるというUターンの良さを生かしながら、杖立温泉をどうにかしたいという思いで地域振興の活動を始められたそうです。
楽しいことや、刺激的なこと、人脈などは無いなら作れば良いという心意気で、若者にも小国町?杖立温泉の良さを知ってもらえるような音楽イベント、フリーペーパー作成、演劇、カフェやバー、ネイルなどを楽しむことの出来るヒーリングスペースなどを企画運営しながら田舎だけど面白い!ということを感じてもらい、更にはSNSなどで広めることを狙いとして幅広い活動をされているということをお話くださいました。

杖立温泉は長年家族経営で切り盛りしているところが多く後継ぎがいなくて廃れていく所、また家族経営で忙しいだけに杖立温泉全体の地域活性化に向けて先頭立って改革する方や、行動に移す方が非常に少ないことが問題なのだそうです。
杖立温泉が持つ魅力を集客に結びつけるには、行政が動くのではなく実際に住む人が「こうしていこう!」と意識を向けて頑張っていく必要がある。そのために、物事を持続するために必要な「できる範囲で」の範囲をもう少し広げていくことが重要なのだとおっしゃっていたことが印象的でした。

「今は過去の結果」として失敗してもいいからとにかくやってみる、やらず嫌いにならないという穴井さんのポリシーは、今から多くのことを挑戦していく学生にとって非常に背中を押すお言葉でした。
さらに「アクションは繋がりの始まり、繋がりがあると面白い」というお言葉も併せて、さらに日本の抱える地域の現状に目を向け、インターンシップなどを通じて問題を体感し、アクションを起こしていくことに関心を持つ学生が増えたのではないかと感じられました。
開催日 2017年10月10日(火) 
開催時間 10:30-12:00
開催場所 C302
対象者 地域共創論履修者、体験学習、インターンシップに興味のある方ならどなたでも
詳細PDF
「地域共創論」(1.2年生対象 湯田ミノリ先生担当)のゲストスピーカーシリーズ、今年度第1回目は
穴井喜織さん(熊本県小国町チーム背戸屋)をお迎えします。

 高齢化が進み地域コミュニティの存続すら危うい地域が増えている中で、熊本県小国町の杖立温泉で
地域内外の人々を巻き込みながら、地域活性化のために活動をしていることについてお話頂きます。

ゲストスピーカーシリーズの回は履修していない方も聴講できますので、地域の問題、地域活性化などに
興味のある方は是非お越しください。

地域共創論 ゲストスピーカーシリーズ Vol.1
日時:10月10日(火)10:30 - 12:00
場所:福岡女子大学 C302
ゲストスピーカー:穴井喜織さん(熊本県小国町チーム背戸屋)
対象:地域共創論履修者、地域の課題解決、体験学習、インターンシップに関心のある方はどなたでも

お問い合わせ:福岡女子大学 AP推進室
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